今から6年くらい前のこと。

スーパーに娘と行って帰ろうとしていたときのこと。

理由は分からないが、娘が泣きながら大暴れして、帰れなくなってしまった。

ワタシはベンチに座り、なだめたり、抱っこしてみたり、色々していたが、泣き止まない、、、そんな時、年上の女性が声をかけてくれた。

「何かお手伝いしましょうか？」

それはとても嬉しかったのだけれど、何をお願いして良いのか？何をどうしたら良いのか？がさっぱり分からなかった。

「どうしたらいいか分からないんですよね。」とか

「何をしてもダメなんですよ。」とか

最後には、「でも、大丈夫です。」と言ったと思う。

女性は何度も励ましてくれたけれど、女性もワタシもどうすることもできずそのまま女性は帰って行った。

今でもその時のことを時々思い出すのだけれど 、多くのひとが行き来するスーパー前で子どもが地べたに仰向けになり、足をバタバタさせながら大泣きされて困惑しているワタシに声をかけてくれたあの方の勇気は未だにマネできない。

街なかでレストランで同じような光景を見てもワタシは、声をかける勇気が出ない。

本当はあの時の女性のように「一人じゃないですよ。」って伝えたいのに。