COLUMN

はたらくコラム

仕事は全力投球!PTA活動も楽しんで 042
宮川 綾子写真②
ライター・フードコーディネーター|宮川綾子さん(46歳)

ライター・フードコーディネーター|

宮川綾子さん

掲載日20170925


雇用形態や働き方、勤務時間など

現在は、フリー

 

これまでの略歴

国立大学法学部卒業→建設会社勤務(広報部、相談役の秘書を兼務した時期も経て約8年勤務)将来のことを考えてフードコーディネーターやフードライターの勉強を仕事をしながら続けていた。28歳の時には唎酒師の認定も受けた。既に結婚をしていて、子どもを授かりたいと考えていたこともあり、退職

→フードライターの勉強をしていた時の先生の紹介で広告代理店にてアルバイト勤務(仕事を始めてすぐに妊娠が判明、約半年間勤務)
→第一子出産
→雇用保険の職業訓練制度を利用して原稿の校正チェックなどの勉強→第二子出産
→専業主婦をしていた時、実家のお父さんが脳梗塞で倒れたため、子どもを連れて半年間実家に帰り、お母さんと共に介護
→下のお子さんが幼稚園に入園した頃、お酒メーカーのHPに「お酒に合うレシピ」を掲載する新コーナーにレシピと文章制作、料理写真撮影の仕事を同じく先生から紹介され、これまでに10年くらい続けている。掲載されたレシピは、100点を超えた。

その他にもお子さんが小学生だった時、どうせやるなら好きなことをとPTAの委員として広報部長を引き受けた。その際、委員の他のお母さんの得意分野の記事を書いてもらうなどみんなが前向きに取り組めるように工夫をしたり、取り組むテーマもやるなら好きなことをやってみようと食育をテーマに選んだりした。

→翌年度には、PTAの本部役員に→その縁で学校の50周年記念誌の編集長を依頼され、 2014年から2017年3月末までかけ記念誌を完成させた。

会社員をしながらダブルスクールでライティングや料理の知識を学んでいた頃。原稿を手書きで書いているところ。データ出稿への移行期だった。

 

家族構成

夫、長男(高校1年)、次男(中学2年)

 

家事・育児分担

夫婦ともフルタイム総合職で働いていた時は、掃除やゴミ出しなど20%程度は夫も担当。現在は、ほぼ100%担当。

 

はたらくやりがい

子どもも好きだけど、仕事も好き。でも、子どもを保育園に預けて働く選択肢はなかった。だから、会社員をしていた頃も将来できることを20代で身に着けようとの思いから学校に通い書く技術や食・お酒に関することを学んできた。

 

いきがい

大学卒業後会社に入社し広報に配属された。元大手全国紙の新聞記者だった上司からマンツーマンで書くことの基礎を学ぶことができた。就活ではマスコミ業界にも興味があったので、とてもラッキーだったと思っている。社内報やプレスリリース作成のために全国の支店を訪問して、多くの社員にインタビューをしてきた。その際に各地の美味しい食べ物や地酒を味わったことが、食への関心を持つきっかけにもなった。

これまでの経験で無駄なことは一つもなく、仕事でもPTAの業務でも楽しくやってこられたことは自分の財産になっている。

 

 

夢や目標、今後の展望

これまでは、様々な縁に恵まれ、ライター・フードコーディネーターという仕事をやってくることができた。子育て期間中は今までに学ばせてもらったことを地域社会や学校にお返しさせていただくという気持ちで、PTA役員やボランティア活動にも前向きに取り組んできた。子育てが一段落しつつある今、もう一度「はたらくこと」で何か自分にできることはないか、社会や人のために役立てないかと考えている。

 

今の悩み、満足度

今までは子育て優先で、仕事は基本的に自宅とその近辺でできるものだけを受けてきた。今後は徐々に仕事の比率を上げていきたいが、ライフワークバランスをどううまくとるかが現在の課題。

 

これまでにあった転機

1)新卒で入った会社を辞めたこと。30歳を目前にして、子どもを授かりたい気持ちが高まっていた。当時の仕事は多忙を極め、このままでは運よく妊娠できても無事に出産できる自信がなかった。居心地の良い会社でやりがいのある仕事でもあったし、多くのことを教えていただき本当はもっとやりたい気持ちもあったが、決断したこと。

2)PTAで広報部長をやって、その年度の広報誌コンクールにて市内で小学校部門の1位を獲得したこと。チームで仕事をする楽しさや強みを生かした組織運営を経験できたことが自信にもなった。

 

 

座右の銘

「一所懸命・全力投球」・・・いったん引き受けた仕事は、たとえボランティアでも手抜きをせず全力を尽くす。ただし、楽しみながら♪

「善は急げ」・・・スピード感を持って、いいと思ったことはすぐやってみる。間違えたら、軌道修正すればいい。

 

大学時代の自分に言ってあげたいこと

北海道の広大な自然の中のキャンパスで、あんなに自由な時間を満喫できて幸せ。大人になると自分だけのために使える時間がなくなるよ。

再び仕事をしたい女性への応援メッセージ

「好きこそものの上手なれ」・・・家族のために自分の力を全て注ぎ込んできて、今自分には何ができるだろう・・・と迷子になっている女性がいたら、「好きなこと」「得意だったこと」に目を向けてみて。「イラスト」「裁縫」「ファッション」「ネイル」「ひたすら事務作業」「PC」・・・好きなことなら長い時間取り組んでもそれほど苦にならないし、それで道が開けている女性は周囲にもいるのでは。自分が体力的にも精神的にもハッピーに、しなやかに仕事を続けていけたらいいですね。

 

身近な材料で簡単ヘルシーに。でもちょっとデリやレストランの気分を味わえるようなレシピを提案してきた。

<インタビュー後記>

まさに全力投球!PTA活動で広報誌がコンクールで1位になるなんて、凄すぎます。インタビューさせていただくと私が初めてお会いした時の印象とは、良い意味で大きく違っていました。芯の強さやパワフルさは、見抜けていませんでした。

学びながらチャンスをつかみ道を切り開いていけることやPTAの仕事って大変だけどやっぱりとてつもなくスゴイ仕事だし、PTAの仕事も取り組み方次第では貴重な経験になるということを教えていただきました。     

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