COLUMN
はたらくコラム

念願の“カルチャーのあるカフェ”をこの春オープン
<取材日>20190304
<職業>
・Web・印刷物・映像・音声・イベント・販促の企画・運営プロデュース
・人材育成及び能力開発のための各種研修の企画・運営
・介護、認知症予防、生活支援サービス事業
・シニアカルチャー教室のインストラクター/インストラクター養成講座運営
・カフェオーナー/レンタルスペースオーナー
<役職>
株式会社ハーティネス 代表取締役社長
<これまでの略歴>
結婚前はマーケティングの仕事→専業主婦。2人の息子を育てる。→2011年に広告代理店を起業。テレフォンアポイント、電話営業の請負、テレフォンアポインターさんの教育事業などを手掛ける。→実母が認知症になったことをきっかけに、介護のかたわら介護士の資格を取り、デイサービスの仕事も経験。認知症の予防ケア事業を構想する。2015年ころから、レンタルスペースをつくりたいという思いで、「認知症カフェ」や「大人の部活動」をスタート。→2019年3月「カルチャーのあるカフェ ハーティネス上町カフェ」をオープン。

<家族構成>
26歳、24歳の息子。ハーティネス上町カフェを手伝ってもらう予定。
上の子が料理担当。
<家事・育児分担>
子育ては完了。自分のことだけすればいい。
<はたらくやりがい>
自分と周りの幸せを創り出していきたい。
<これまでにあった転機>
離婚、家出したこと。嫁ぎ先の堺から、母の介護のために大阪市内の実家に通う間に、マーケティング系のHP制作会社の仕事を始めることになった。このことが、結果、離婚までの1年ほどに経済的にも自立をする準備期間となった。
<20歳の自分に言ってあげたいこと>
「勉強をしておいたほうがいいよ。」「内観しなさい。友だちの多い子だったので、もっと内観できていたら自分のしたいことができていたかな。」
<いきがい、モチベーションの源泉>
目の前の人の幸せと、自分の幸せ、どっちもが笑っていられるようにしたい。「いつも笑っているね。」と周囲の人によく言われる。相手の表情が暗かったりするとよく気がつくし、相手が「どうしたいのか」がわかるので、それを引き出したくなる。それが実現した時に、喜びを感じる。自分の息子は、まだやりたいことを見つけられていないので、やりたいことを見つけてほしい。
<夢、10年後の目標>
10年後も笑っていたい。

<応援メッセージ>
「77歳までお仕事しましょう。人の役に立ち続けていないと、しんどくなっていきがちです。特に男性の方を見ていると、ゆっくりしようと思うか、嫌々働くかのどちらかのような気がします。今から使っていなかった脳や体力を他のところに使って、新しいチャレンジをしてほしいと思います。」

<インタビュー後記>
真新しいカフェスペースとレンタルスペースは、大きな窓から光が差し込む明るい空間。お友だちにオーダーメイドで作ってもらったというテーブルとイスは、据え付けた時の木くずがまだついているほど新しくて、室内にもすがすがしい木のにおいが立ち込めていました。この空間で、パソコンやタブレットを使ったさまざまな講座や脳トレ、また料理教室やハンドメイド講座など、楽しい企画が予定されているそうです。「人生100年時代。アプリやタブレット、パソコンを使いこなせないと、電車や新幹線のチケットすら買えなくなってしまう時代が来るかもしれません。今の40代、50代以上の方にはデジタル機器に拒否反応がある方も少なくないのですが、老後に苦労しないように、今から楽しく一緒に学んでいきましょう。」と笑顔で話してくれたのが、印象的でした。プレオープン、そしてグランドオープンが楽しみです。(取材・撮影 宮川 綾子)