COLUMN
はたらくコラム

フリーキャリアコンサルタント |
中嶋 由美さん(44歳)
取材日2017年2月3日
<業務内容>
キャリアカウンセラー、研修講師、ファシリテーターなど
<勤務形態>
個人事業主
<家族構成>
夫、長男(2歳)
<育児する人、割合>
平日はワンオペ状態 朝早い研修のときは夫が保育園へ
<これまでの経歴>
新卒→大手人材紹介会社(スタッフ、キャリアアドバイザー、研修企画、MGR、再就職支援事業にも携わる 約20年在籍)→個人事業主へ
<はたらくやりがい>
人が変わる瞬間を見ることができること。
『そのひとらしさ』を取り戻したり、キラッ、キラッとしたところが見つかることがやっていて楽しい。
<いきがい>
自分で決める。それを楽しみながら軽やかにやりたい。
<夢や目標>
その人がその人らしく軽やかに歩めるためのセミナーやカウンセリングをやっていきたい。
<転機>
1)25歳の時、関西本社だった会社が東京本社の会社と合併して、東京で一人暮らしをすることになった。文化も慣習も違うと感じたのを覚えている。今はもう慣れたが、当時は、クールな感じに戸惑ったこともあった。
2)35歳の時、MGRをしていたが、原因不明の40度の熱が何日も続き入院をした。その後の自分のキャリアを考えることに。
3)再就職支援事業をしている会社に出向したこと。それまで見えていた世界とは別の世界を見たことで、視野が広がった。その後、3.11もあり、自分の人生を生きようと決意した。
4)出産したこと:育児と仕事の両立は、やってみて初めて知った世界。両立するってすごい大変なことだなぁと思った。
<今の生活について>
今は、良い感じ。会社を辞めた時に『これをやりたい』と思っていたことができているね、とその当時に話をしていた友人に言われたことで、また次の一歩に踏み出せそう。
<座右の銘>
ただ今、楽しく発展途上中 過去はすべて予定通り。
<高校・大学生の頃の自分へ>
なんとかなるさ、思たことは叶うよ。あせらないで頑張って!
<これからのあなたへ応援メッセージ>
ママが笑っていること、それだけでOK、ママがその人らしく幸せでいること
子どもが小さい時は一瞬、贅沢な時間だと聞く、今はそんな風に感じられない時もあるけど、、、
だから、仕事も家事も育児も全部を頑張らない、多少家事ができていなくても気にしないようにしている。
自分が心地良い時間や居場所を持てるように。しなやかに乗り切る、自分もまさに日々、実験中。

<インタビュー後記>
ずっと仕事中心の生活だったが、39歳の時に子どもを持ちたいと思った。会社組織の中にいて市場価値やら会社内での立場などの視点で物事を考えている自分がいた。女性としての年齢やライフイベントについて考える機会のないままだったことにその時に気付いた。41歳で妊娠、出産することができたが、若い人たちには知っていて欲しいと思うこともたくさんある。そのうえで選択することができるようになれば、と語ってくれた。
私もまさに同感です。