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はたらくひとコラム

株式会社トレジャーチェスト 代表取締役|洞渕 美佐緒さん(58歳)

何歳からでも、思いたった時がベストタイミング!  068


株式会社トレジャーチェスト 代表取締役|洞渕 美佐緒さん(58歳)

何歳からでも、思いたった時がベストタイミング!  068


自分が本気でやりたいと覚悟を持って、楽しんで行動を

<取材日>20190509


<職業>

色彩心理カウンセラー、夢実現コーチ(コーチング)

<雇用形態や働き方、勤務時間>

フリー(完全予約制)

<役職>

色彩心理カウンセリング協会 代表理事 株式会社トレジャーチェスト 代表取締役  

<これまでの略歴>

短大卒業後、印刷・出版関係の会社に就職。→当時、新築中だった大阪・堂島の全日空シェラトンホテル(現・ANAクラウンホテル)のテナントの食器などを扱う専門店に3年目で転職。25歳の時結婚して、寿退社。→29歳の時、長女を32歳で次女を出産。嫁ぎ先の家業の事務や経理を手伝うほかは育児にほぼ専念。→40歳の頃、婦人科系の病気にかかり、幸い良性だったが摘出手術を経験。治ったら自分のやりたいことをやろうと思った。→娘2人がそれぞれ高1、中1になるのを機に、「心理学」の学校に夜間、週1~2回のペースで通い、「色彩心理カウンセリング」の資格を取得。まずは、老人ホームでボランティアの「カウンセリング」や、娘の幼稚園で学んだことの「講演」をすることから始める。その後、料金をいただいてより深みのあるカウンセリングや講座の展開を始める。→「心理カウンセリング」だけでなく「コーチング」や「コミュニケーションインストラクター」も勉強し続ける。「女性を応援したい」という思いで続けてきたが「心理カウンセリング」と言うと、「こわい」「カウンセリングを受けるほどじゃない」という声を聞くようになる。そんな時、カラーセラピーと出会い、カラーなら女性に受け入れられやすいことに気づく。  

笑顔でカウンセリングをする洞渕美佐緒さん

2011年3月末、東京でカラーセラピーの最上位資格の受講を予約していた。そんな時に3月11日、東日本大震災が起こった。まだ、東京は電力も復旧していないなか、予定通り東京へ行き、講座を受講。最上位の資格を取得し、7月6日に株式会社トレジャーチェストを立ち上げる。前面に打ち出すのはカラーだが、そこに絵画療法や心理学カウンセリングといったアートセラピーの要素も組み合わせて、より深みのある講座を目指した。→2014年2月、色彩と心理を組み合わせたカウンセリングを考案し、一般社団法人色彩心理カウンセリング協会を設立。→この頃から、女性の夢を実現する「ハッピーオアシス」というイベントを(株)トレジャーチェストが主催し始める。→関西圏のみならず、沖縄でも「カラー心理カウンセリング」などの講座を定期開催。年1回の「スクールフェスティバル」のほかに奇数月はすべて沖縄で開催してきた。今年は、2.3.4月と開催している。  

<家族構成>

夫、29歳と26歳の娘  

<家事・育児分担>

育児は終わり、起業してから夫が家事をするようになった。一緒に夕食を食べるのは週に2回くらい。主人が食事をつくることもある。  

<はたらくやりがい>

“輝く女性の笑顔を応援したい”という思い。社会に貢献できている自分が存在していること。  

<いきがい、モチベーションの源泉>

かかわる女性たちがイキイキと幸せで、なりたい自分になるために前に進むことを手助けしたい。また、自分もそうあらねばならないと思うので、今のままの自分からスキルアップして、令和で進化する。

美しい花のカラーを選んでセッション

<夢、10年後の目標>

➀2020年、60歳の時に色彩心理カウンセラーを47都道府県で誕生させる。 ➁大阪の街にカフェ風の路面店を出したい。 アーティストさんやカウンセラー・セラピストさんへのレンタルスペースを作り、女性が夢を実現している空間。女性の夢の実現を応援できるプラットフォームを創りたい。 ③「講演家」になる。現在、令和元年中に出版される本を書いているが、その本を持参して講演活動をしたい。  

<これまでにあった転機>

➀40歳の頃、病気になったこと。 ➁50歳の頃、カラーセラピーをバリバリやり始めて、サロンもスタートしたこと。 ちょうど下の子が大学生になったタイミングでもあり、子育てがほぼ終了の時期と重なった。  

<座右の銘>

「思いたったが吉日」。もう40歳だし、50歳だしっていうのはナシ!何歳からでも、いつからでも、思い立った時がベストタイミング。  

<20歳の自分に言ってあげたいこと>

もう少し勉強しておけばよかったかな。四年制の大学にも行きたかったし、今思えば国家資格を取っておけばよかった。めっちゃ遊んで悔いなしだけど、四年制大学を出ていたら、今から院に編入することもできたから、臨床心理士の資格も取れたのにと思う。  

<応援メッセージ>

誰でも誰かにやらされるのではなく、自分が本気でやりたいと思って覚悟を持って、楽しんで行動すれば、いくつになってもどんな環境でも、やれないことはない!  

<インタビュー後記>

最初にお会いした時、「子どもがまだ中学生や高校生なら、無理しすぎないようにね。」と、さりげなく言ってくださった美佐緒さん。「カラー講師」というイメージが強かったのですが、実は心理カウンセリングやコーチングなど、多岐にわたる学びをされ、しかも子育ても立派に終えられている先輩ならではの、深い洞察があったのでした。その時から、少しずつ仕事の幅を拡げてきた私は、「あの時、美佐緒さんが言ってくださった言葉通り。」と思い至ることが、何度もあったのです。   「女性が活躍できる社会」は素晴らしいけれど、会社を辞めずに子供も産んで、家事も頑張ってこなし・・・という友人や同級生からは、過労などが原因と思われる大病を患ったり、長期入院を余儀なくされたという話も耳にします。新卒で総合職として勤めた会社の高い給与水準を維持しながら、充実したワーママ生活を送れるのは、実家がそばにあって充分な援助を受けられる、ごく一握りの人に限られるのではないでしょうか。   でも、一度正社員の職を手放しても、40代でも50代でも、あきらめずになりたい自分になっていきましょう、と励ましてくれるのが美佐緒さんです。迷ったとき、悩んだときに頼りになる素晴らしい先輩です。(撮影・取材 宮川 綾子)  

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