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はたらくひとインタビュー

妻と家族 | D.Hさん

妻と伴走していく  036


妻と家族と共に |

D.Hさん(39歳)

取材日2017年4月14日

〈職業〉

会社員 経営企画室(組織・人事領域全般)

〈家族構成〉

妻(外科医 フルタイム勤務)、長男(0歳)

〈家事や育児の分担〉

産後2か月で妻の勤務先併設の保育園に長男が入園。基本的には妻が送迎をしているが、2週間に1回くらいの頻度で代わりにお迎えに行き、寝かしつけまで担当する。(妻が研究会や会食などに出席する日など)

〈これまでの経歴〉

大学卒業→大手紹介会社(約7年)→大手総合電機メーカー(約3年半)→大手インターネット企業(約4年)→大手外資系IT企業(約1年)→現在、ITベンチャー企業

〈はたらくやりがい〉

自分自身がコレを成し遂げたい、コレを変革したい、という想いはさほど強くない反面、人の夢を支援、サポートすることが好き。企業が置かれているその時の状況や今後の展望を踏まえ、どのように戦っていくかを練り、実行・貢献していくことに喜びを感じる。

〈いきがい〉

もともと医師として患者さんと真摯に向き合う姿や仕事に対する姿勢を尊敬していた。2016年10月に第一子が生まれ、生後約2か月で職場に復帰した妻に、今後も最前線で活躍してもらいたい。妻の人生の成功が自分の人生の成功でもあると思っている。 妻が家事や育児を両立しながら、厳しい仕事で最前線をはれるかどうかは、自分にかかっていると思っている。一生懸命走る妻と伴走しながらも、後ろから追い風を吹かせられたらと思う。

〈夢や目標〉

子どもも生まれ、自分の両親も健在であり、今はとても幸せな状態である。でも、この瞬間が永遠に続くものではないとも思う。親の状況が変わったとしてもその時々に必要なサポートを自分ができるようにしていきたいし、その時、その時を幸せでいたい。 自分の年齢、子どもの年齢、家族の状況などに合わせて必要な時間の自由を保てる状況が望ましい。子どもが生まれたことによって一層家族を大切に思う気持ちが強まった。これからも大事にしていきたいと思っている。

〈今の悩み、満足度〉

人事という仕事(キャリア)の積み上げ方はとても難しいと感じている。 これまで共に仕事をしてきた仲間たちや外部パートナーの方々に今は何とか支えてもらっているが、例えば50歳、60歳で、どこで、どんな仕事をしていたいのか、いられるのか。ここは悩み、というかまだ定めていない。

〈転機〉

転機とは違うが、中学・高校時代にやっていた野球部での上下関係。精神的にも体力的にもとてもキツく、なかでも理不尽すぎることは数え切れないほどあった。その経験があるからか、社会人になってからもほとんどのことが「あの時よりもマシ」と思って耐えられていると思う。自分のなかでの支えでもある。

〈座右の銘〉

イチロー選手だって、3割打てて上出来なのだから、自分がやることが全て成功するわけが無い。だからこそ、失敗を恐れずいろんな挑戦をしていきたい。

〈大学生の自分へ〉

・仲間を大切にしようね。 ・その時には意味が分からなくても、後々他人との差別化になるような強みになる経験もある。だから好き/嫌い、得意/不得意だけで判断せずにやってみよう。社会に出たら、嫌いなことや苦手なことでも、そんなこと関係なく成果を求められることがあるから。 ・自分と相性が合わない人ともどう付き合うかを学んだ方がいいよ。自分と合わないと思っても理解を得なければいけない状況がきっと出てくるから。

〈これからのあなたへ応援メッセージ〉 

女性が結婚や出産してもやりたいことをやれるかどうかの大部分は夫(を中心とした家族)の理解と協力にかかっていると思っている。家事や育児は「手伝ってあげる」ものではなく「2人でする」もの。そう考え、動ける男性が増えたら良いと思うし、今はまだまだな彼氏でもそういう夫に育てられれば、「両立という充実」を得やすくなるのかなと思う。(とはいえ自分もまだ全然できていないし、「両立させない幸せ」だってもちろんあります。) 前提として男女ともに多様な価値観があるから、男が稼いで養うことが男の甲斐性だと考える人やそれを望む女性は、そういうペアとして幸せだと思う。 女性だけでなく男性も育休を取り、それが当たり前のことになり、良い意味でメディアに取り上げられなくなるような、そんな社会になって欲しいし、みんなで作っていきましょう。

<インタビュー後記>

家族との関わり方、働き方を真剣に考えている方でした。 妻にとっての追い風を吹かせたいという言葉は、特に印象に残った言葉です。 ご家族のこれからを応援しています。