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はたらくひとインタビュー

主婦|池田 千絵さん(39歳)

主婦だって、社会に貢献 064


3人子育てママは分刻みスケジュール

<取材日>20190308


<職業>

主婦

<これまでの略歴>

中学3年から劇団に所属し、女優として映画等に出演。モデルとしても活動(本人曰く、アルバイト感覚で。)→短大の打楽器科を卒業後、結婚。この春から、大1、高2、小6になる三人の男児を出産する。→一番下の子が幼稚園に入り、自由な時間が少しできたので、小学校で日本の伝統文化を子どもたちに伝えるボランティア活動を始める。→PTA役員を決めるくじ引きで、選挙管理部副部長、同部長、執行部特別会計と、三回も要職を引き当ててしまう。→下の子が小学校へ入学。幼稚園のお迎えの負担がなくなったので、嫁ぎ先の不動産業を手伝いつつ、近所のファミリーレストランでパート勤務をスタート。→レンタルスペースの運営をしたいという夢があり、パートを退職して現在はそちらの構想中。  

<家族構成>

17歳年上の夫、息子3人、8歳になるブルドッグ  

<家事・育児分担>

7:3。夫が3で、朝の子どもの駅までの送迎や、買い物など。  

<はたらくやりがい>

子どもたちの機嫌が朝、悪くても、夜にはその日の出来事とか次の予定などを話してくれると気分よく眠れる。それから、家族がご飯を美味しく食べてくれる時。

モンテッソーリ教育の幼稚園に通わせていた頃。園の前で。

<いきがい、モチベーションの源泉>

家族に「ありがとう。」と言われる時。あまり子どもたちに言われることはないが、死ぬ時に言われたい。  

<夢、10年後の目標>

お友達と海外旅行に行くこと。20歳で出産しているから、若いころに旅行や遊びがあまりできていない。  

<これまでにあった転機>

金融機関に就職が決まっていたが、急遽結婚が決まったこと。  

<座右の銘>

「女は愛嬌」「なんでも、ほどほどに」「残したら、もったいない」  

<20歳の自分に言ってあげたいこと>

「いい人生を歩んでいるから、後悔もないし、自分で選んで結婚もしたから、人生間違ってないよ。」

大阪城で、愛息子3人と。

<応援メッセージ>

自分の子ども世代に。 「今の子どもは携帯電話ばかり触っているから、時間の感覚が乏しい気がする。ゲームだと何時間やっていても、身につくものがない。ゲームが無駄なことに、早く気づいて欲しい。」  

<インタビュー後記>

芦屋が実家で、生粋のお嬢さま育ちなのに、しっかりと地に足の着いた生活をしている女性…。彼女の第一印象でした。息子の小学校のPTA執行部役員の同期で仲良くなったのですが、執行部では朝に学校に集合してお昼をまたいで会議が続くこともしばしば。セレブな彼女は、高級デリカテッセンのお弁当やサンドイッチを食べていそうな雰囲気なのですが、いつも朝から野菜たっぷりの和食中心のお弁当を手作りして来ていました。PTA役員の要職を、一度ならずも三度まで、くじで引き当ててしまうなんて普通ではちょっと考えられないようなくじ運で、しかも中学受験と重なって困惑していた彼女ですが、これが「ノブレス・オブリージュ(身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざ。)」というものか、と側で見ていて感じました。   息子たちの習い事や塾、塾弁づくりにボランティア活動や役員活動のスケジュールはまさに分刻みだったよね・・・と、当時を思い出します。 少子化対策といいつつ、女性活躍社会って・・・じゃあ、シャドウ・ワークは誰が担うの?と言いたくもなりますが、市井に生きる私たちが目の前の”仕事”に誠実に取り組むことしかないのかな、とインタビューをしていて感じました。日々刻々、人生の状況は変わるから、その都度自分にできることをやっていく。本来ならば、パートに出る必要などないんじゃない?と思っていたのですが、実はセレブほど働き者。次は、構想中のレンタルスペースの夢が素敵に叶うといいですね。(取材・宮川 綾子)